家庭の料理で安くて手軽な材料として人気のじゃがいも!
安売りの目玉になっていて、ついつい買いすぎちゃいますよね。
そのまま忘れてニョキニョキと芽が出ているのを見つけて
大慌てして使うことありませんか?
小学校の家庭科で習ったかもしれませんが、じゃがいも
の芽には毒があります。
よくおばあちゃんが「痛んだものは火にかければ大丈夫よ。」と
言って過熱して食べてしまう事ありますよね?
じゃがいもの芽の毒は過熱したら食べられるように
なるのか気になったので調べてみました。
農水産省のホームページに書いてあったことは
じゃがいもの毒の成分は170℃以上で分解を始めますが、
加熱によっては毒の量が確実に減ることは
期待できないそうです。
もったいないかもしれませんが、
せっかく作った料理で自分や家族が
体調崩したら元も子もありません。
思い切って芽は取ってしまいましょう。
[normal_box color=”green” border=”b3″]じゃがいもの芽にはどんな毒があるのか[/normal_box]
さて、じゃがいもの芽にはどんな毒があるのでしょうか?
じゃがいもの芽や緑色になった部分に多く含まれる毒は
ソラニン、チャコニン
という毒が多く含まれています。
意外と知られていないのですが家庭菜園でのじゃがいもも
注意した方がいいそうです。
じゅうぶんに育っていないじゃがいもは
ソラニンやチャコニンが多く含まれている可能性があります。
実際、学校で栽培・収穫したじゃがいもを
調理して食べたところ、吐き気や腹痛を訴える症状が出た
事例があります。
学校で栽培・収穫したもの、そして、家庭栽培で収穫したものを
調理するときの注意点を2つ紹介します。
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- 芽とその周辺はもったいないと思わずに思い切ってむく。
- 皮はできるだけ厚くむく。
[/imglist]
これだけで毒を摂取する可能性がぐんと低くなるそうです。
頑張って育てた野菜は安心して食べたいですよね。
じゅうぶんに大きく育てて注意点を守って楽しみましょう。
[normal_box color=”green” border=”b3″]これってもしかして?じゃがいもの毒の症状とは[/normal_box]
ソラニン・チャコニンなんてまるでゆるキャラのような
名前ですが、これらを摂取して現れる症状は
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、めまい
などが出ることがあります。重症になると
眠気、無気力、錯乱、衰弱などの神経症状や視覚障害
がみられ、場合によっては死に至ることもあるそうです。
このような症状は、食べた数分後から出始めます。
遅い場合は数日後に出ることもあります。
じゃがいもを食べたあとにこの症状が出たときは、急いで
医師の診察を受けましょう。
小学生の中毒発症量は16.5mg(グリコアルカロイドの総量、
体重1kg当たり0.42mg)と推定されると報告されています。
意外と少ない量で中毒症状が出るものなんですね。
意外と知らないで食べていたじゃがいもですが、
気をつけた方が良い事がわかりました。
数年前、緑色になったじゃがいもを
もったいないからと茹でて食べたことがありましたが、
その時に感じた違和感は、この毒なんだと思いました。
食べると苦いし、しばらく口の中がじゃがいもの苦い味が
離れなかったです。
今考えると危ないことをしていたと反省しています。
私や家族が病院に行くことがなくて良かったです。
[normal_box color=”green” border=”b3″]ジャガイモの芽の毒は加熱すれば大丈夫なの?のまとめ[/normal_box]
①じゃがいもの芽の毒は過熱しても分解されにくい。
②じゃがいもの芽だけじゃない。緑色になった皮にも
ソラニン・チャコニンという毒がある。
③摂取した毒の症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、
めまいなどが出ることがあり、場合によっては眠気、無気力、
錯乱、衰弱などの神経症状や視覚障害がみられ、場合によっては
死に至ることもある。
安くて手軽で美味しくて栄養豊富なじゃがいも。毒はこわい
ですが、知っていれば注意する事ができます。安売りで
良いじゃがいもが手に入ったらすぐに調理して美味しく
食べちゃいましょう。