フライパンのさび取りをして復活させる方法
鉄のフライパンは一生ものとはよく言いますが、お手入れを怠ると
すぐにさびが出てしまい、扱いにくい面も多いかと思います。
それでも使うごとに手になじみ、愛着の沸く鉄のフライパンは未だに
根強い人気があり、さび取りなどのお手入れに手間がかかったとしても
ずっと使い続けたいという方もいます。
今まではテフロンなどの、表面加工されたフライパンを使ってきたが
鉄のフライパンを使ってみようと考えている方や、もっと簡単なさび取り
の方法を調べている方には、ぜひとも知っていただきたいさび取りの
方法をご紹介します。
簡単に鉄鍋のサビ取りをするには「酢」が効果的だった
サビを出さないお手入れの仕方や、調理方法のコツはありますが、
それでもやっぱり鉄という材質の性質上、サビは出てしまいます。
でも、鉄は悪くないんです。
鉄がサビを出すのは、当たり前のことです。
でも調理器具として使う以上は、しょうがないでは済みません。
サビを出さないためのちょっとした工夫としては、調理時には油を入れ
てから火にかけて、十分熱した後に食材を入れ、それから火加減を行う。
洗浄は、まだ鉄鍋に余熱が残っているうちに、洗剤は使わず水だけで
ステンレス製などの金属タワシで洗い、収納前には火にかけ完全に水気
を飛ばし、油を塗っておく。
などがありますが、少し使わない時間が長くなってしまった時などは、
どうしてもサビが出てしまうことがあります。
では、鉄鍋にサビが出てしまった時の、さび取りにはどういった方法が
良いのでしょうか。
表面に加工がされていない鉄鍋は、サビついてしまっても復活させること
ができますが、鉄のタワシやサンドペーパーでとにかくこすり落としたり、
ひどい場合は、サビや焦げに直接火をかけ、焼き切ったりと結構な重労働
となりますし、傷がつき寿命を減らしてしまうこととなってしまいます。
サビ落としなどの薬剤もありますが、調理器具に使うのは抵抗があると思う
方も多いでしょう。
そこで、簡単で効果的なサビ取りの方法としておすすめなのが「酢」を
使うことです。
サビの出た鉄鍋に酢と同量の水を入れ、弱火で30分ほど火にかけます。
酢と水を捨て、拭き取ればキレイにサビは落とせます。
これなら片手間で簡単にできますし、食用の酢なら安心ですね。
やっぱり体に悪い?フライパンの錆の体への害とは
調理自体に悪影響を及ぼすのはもちろんですが、フライパンについた錆
は当然料理にもつき、その料理を食べれば錆もいっしょに食べてしまう
こととなります。
鉄の調理道具には付きものの錆は、食べてしまうと体に害はあるのか
どうか気になるところですね。
結論からすると、ごく少量の錆は食べたところで体に害はありません。
漬物といっしょに錆びた釘をぬかの中に入れることもあるぐらいですから
わずかであれば無害と言っていいでしょう。
ただやっぱり、錆だらけの鉄のフライパンで調理をするのも、錆まみれ
の料理を食べるのも、いくら多少は無害とはいえ、いやなものですよね。
錆のないきれいなフライパンで、美味しく料理をいただきたいものです。
まとめ
- 鉄製のフライパンは一生もの!と言われ、日頃の手入れをすればずっと使える
- 鉄鍋の錆とりをして復活させるには酢が効果的
- フライパンの錆への体への害は量が少ないので問題ない
フッ素加工のフライパンが主流になっている中、鉄製のフライパンの
良さも見直されてきているようです。
使わなくなった鉄製のフライパンを持ち出し、きれいにさび取りをして、
見事復活させてみたという方もたくさんいるのではないでしょうか。
そうやって手間をかけることによって、よりいっそう愛着もわき、調理
に力が入ると思います。
日頃のお手入れと、いざという時のさび取りさえしっかりとしていれば、
まさに一生ものといえる鉄製のフライパン。
ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。